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2014年4月23日水曜日
Voice
2014年4月17日木曜日
NO SLEEP TILL KOBE
2014年4月14日月曜日
GRAD CONCEPT
本日は、伊藤悠吾が設計したTHE GRADフレームに関する誕生秘話です。
まずは最大の特徴のブレーキ台座。
このフレームだけ、溶接台座か、台座無しのモデルをリリースしました。この点については、彼は絶対条件だった様子です。何故なのかを聞いてみました。
『今現在、リムーバブル台座が当たり前。誰でもブレーキの着脱が容易で、尚且つ見た目がスマート。が、リムーバブルの売り。必要なくないですか?(笑)僕自身、物をいじるのが大好きで、昔は何処に台座が付いてたか分からないまでカットしたりやすったり手を加えていました。周りの皆やってました。台座が要らないなら切る。相性が悪くて付かないパーツをどーにか手を加えて付ける。これが当たり前だった。』という考えから、リムーバブル台座は不採用になりました。『いじる楽しみを残したかったので台座も付いてるし、フレームカラーはあえての無塗装。RAWカラーって溶接の色味があってかっこいいけど、狙いはそこじゃなく、組む前から塗装が必要だったり、錆止めとか手を加えてあげるって事でフレームに愛着が湧くじゃないですか。もう一色のグリーンは、せっかく川崎製鉄なのでカワサキグリーンをイメージ。』と、ブレーキング性能や見た目もそうですが、あくまでフレームに手を加える楽しさを知ってもらいたい、便利さばかりを求めてしまうのはもったいない。と、自転車、バイク、車、釣り等、何でもとりあえずいじってみるのが好きな本人の思惑だった様です。
エンドに関しても拘りがあった様です。極力、シートステー、チェーンステーの延長線上にエンドも持っていきたかった。かつペグがはみ出ない程度で小さくも大きくもなり過ぎない大きさ。シンプルなフレームを好む彼なので、テンショナーや、肉抜きも無し。彼のギアレシオは30T x 9Tの重めのセッティング。このギアセッティングだとガン詰めで13.6"になるように設計されています。
こちらも唯一の、シートクランプが必要となるスタイル。本人曰く、クランプが有ることで、シートの下が締まるとの事。
全体的に太いパイプを用いて、トップ、リアトライアングル共に大きめの見た目になっています。BBも唯一のスパニッシュBB。最近多い24mmクランク等を無視した、完全に彼の好み、拘りが反映されたフレームでしょう。(笑)
シンプルかつ、強い。かっこいい。必要以上に便利さを追求しない。シンプルな構想で出来上がったフレームが故に、思いやりも拘りも強いフレームなのではないでしょうか。
Alive Industry的にも、このような最近ぽく無いフレームがあっても良いよね、という会話からこのフレームが生まれました。そして、GRADがシグネチャーフレームでは無い理由を明かしてくれました。
『正直、自分のライディング程度でシグネチャーを出せるレベルでは無いのは人に言われなくても分かってる(笑)。僕が歳を取って自転車乗れなくなったとしても、このフレームをチームモデルにすることによって、ずっとこの先も残って欲しいなって気持ちから。いつか一線を退いたとしても、若手がその名前のフレームを乗ってたら嬉しいじゃないですか。一線を退いたらシグネチャーも無くなっちゃう可能性あるし。だからチームモデルとして、何年後もこのGRADがAliveの中に生き残ってくれたら嬉しいなと。今後はこのフレームで他サイズ展開も出来たらいいなと思ってる。実際、10年前位にこんなフレームあったら良いなって描いたフレーム図があったんですけど、それと今回作ったフレーム、あんまりスペックに違いがなかったです(笑)インテグラルヘッドとスパニッシュBB位でしたね。今回このフレームが作れて本当に嬉しい。』
と、話してくれました。
彼なりに先の事を見据えていたり、色々な感情から、シグネチャーフレームにしなかった様です。
今回はジオメトリーに関してではなく、GRADフレーム製作においてのコンセプトをご紹介しました。次回はMAJAモデル、ACORRCROWフレームについて書きたいと思います。乞うご期待!
2014年4月3日木曜日
GENERAL SPEC
本日は、GENERALモデルを作製したRehitoのフレームへの拘りポイントをご紹介します。
まずはドロップエンド。最近のフレームには切削されたエンドが多く、このモデルも同様に内側が肉抜きされています。あえて内側なのは、やはり外側からの見た目はシンプルにしたいという気持ちから。そして唯一チェーンテンショナーが内蔵されています。
グラインドトリックを好む彼自身のホイールのズレという悩みを解消するべく施された機能です。
外側からの見た目はシンプルに。そして、グラインドや、激しいドロップオフも彼の魅力。そのためにチェーンステーはテーパーパイプを使用せずにストレートパイプで強度を上げ、テーパーでは小さくなってしまう溶接部分に掛かる負担を分散出来る仕様になっています。シートステーにはテーパーパイプを使用し、軽量化にも貢献しています。
そしてBBも定番のMIDタイプ。74mmに幅を広げたBBシェルによって、チェーンステーの間も広がり、2.4"等のタイヤにも対応し、尚且つフレーム強度UPにも貢献。こちらもシンプルな筒状パイプです。
最後にヘッド廻り。彼はダウンチューブガセットは過去の経験上、絶対に必要と話していました。ガセットの無いフレームを乗り、そしてガセットの有るフレームを乗る。強度の違いは彼の長いライディング歴の中で実証されたのでしょう。
そして、こちらも唯一のリムーバブルジャイロタブ。ノーブレーキスタイルの彼ですが、パークライダーや、多くのライダーに乗って貰いたいという気持ちから採用となりました。
一見ジオメトリーを見ると、トップ20.75"、リアバック13.5"-75" と、大き過ぎずリアも短過ぎない、ストリートでもしっかり踏ん張りの効くフレーム。しかし、小回りし易い為にはホイールベースを短くしたい。そんな希望からシートチューブアングルを69°と寝かせ、BBハイトを高めの11.75に設定されました。
GENERALフレームは、REHITO、PEGYの2人がライディングしています。
Alive Industryのプロダクツはこの様にして、幾度となく図面を修正掛け、サンプルを作り、テスト、更に修正、変更を施し完成へと繋がっていくのです。そして日に日に感じた点を次のプロダクツに活かそうと構想を練っています。作る側、乗る側、どちらも私達だから拘れる所でもあります。今後も妥協の無いプロダクツ、製作意欲が伝わる様な製品を皆様に提供出来る様、頑張りたいと思います。何かご不明な点や、ちょっと聞いてみたい事がありましたら、些細な事でもお問い合わせくださいね!
次回はACORRCROW、GRADと続きたいと思います。お楽しみに!
2014年4月1日火曜日
消費税増税による価格変更のお知らせ
本日4/1より消費税増税に伴い、各フレームの値段が以下の通り変更になります。
・THE GENERAL FRAME ¥54600-→¥56160-
・ACORRCROW FRAME ¥54600-→¥56160-
・THE GRAD FRAME ¥44100-→¥45360-
少し痛いですが、宜しくお願い致します。
・THE GENERAL FRAME ¥54600-→¥56160-
・ACORRCROW FRAME ¥54600-→¥56160-
・THE GRAD FRAME ¥44100-→¥45360-
少し痛いですが、宜しくお願い致します。
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