クイックかつ、ダイナミック、テクニカルなMAJAのライディングを支えるこのフレーム。
まず、サイジングよりもサンプルを乗り継いで感じたこと。川崎パイプは適度なしなりがあるという事に気付いた彼は、そのしなりを活かし、柔らかくする部分は柔らかく、強度を必要とする部分は硬く仕上げる工夫が施されました。
ノーズ系トリックもさらっとこなす彼には、ノーズに負荷がかかった時のしなりに違和感を感じ、唯一トップ、ダウンチューブ共にガセットを配置。見た目の強そうな形状も彼好み。このガセットプレートの長さも色々試し、今回の様な製品番に落ち着きました。アングルは75°。
そしてこちらも彼の好きなウィッシュボーンタイプ。パイプ径の太さや、肉厚を増やすのと同じ効果を実現し、ネジレにも強く、強度を上げる為に施されました。プッシュの入りも良いとのことです。
ブレーキ台座はパイプ内に埋め込まれたリムーバブルにすることで横からの盛り上がりも無く、スマートに。
ストレートパイプでシンプルなBBカップ。シグネチャーならではの"MAJA"の文字も刻印されています。
そしてシェル幅は74mmにし、強度UPや太タイヤへのクリアランスも確保しています。
GENERAL、GRADはトップチューブにオーバルテーパーを使用しましたが、このモデルはノーマルパイプ。しかし、内側にはしっかりとダブルバテッド加工され、強度と軽量化の両方に役立っています。
全体のフレームジオメトリーのコンセプトは、思いっきり引っ張ってもリアが抜けにくく、伸びのあるバニーホップや、ジャンプ、エアーの事を考えて、スタンドオーバーを9"と高めの設定。そして、ストリート、パーク、トレイルにも対応させたい希望からトップチューブは20.8"。リアの長さは3モデルの中では一番短くもセッティング可能な13.25"~13.5"。長過ぎず、短過ぎないオールラウンドフレームとなりました。
セッティング次第では色々なスタイルに組み上げられるフレームです。
最後にネーミングについて、こう答えてくれました。《アコークローとは、母国沖縄の方言で『昼と夜の間』、言わば夕方を指します。夕方のサンセットも素敵ですが、ユタ(沖縄のシャーマン)曰く、魔物がこの世に入ってくる時間と考えられている様です。夕方になるとワクワクする僕にはピンと来た名前なんです。》と、夜な夜なお酒を嗜むのも、ストリートスポットを探しにフラフラし始める彼にはピッタリなネーミングではないでしょうか!?
彼なりに考え込まれたフレーム、参考にしてみてください!
明日からÉclat ツアーも始まります!是非3人のバイクをチェックしてみてください!
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